北海道 札幌 (石狩市) 中屋敷左官工業 研修センターを訪ねて

中小企業交流クラブの研修セミナーとして初の旅行企画を組み、北海道札幌研修旅行を実施しました。

9月9日(土)北海道札幌市に本社を置く中屋敷左官工業(株)が隣接する石狩市に建設した研修センターを訪ねました。その主な内容をお伝えします。

中屋敷左官工業は、本年、「第3回 日経トップリーダー 人づくり大賞 最優秀賞」を受賞した企業です。(詳しくは日経トップリーダーホームページをご覧ください。)

中屋敷社長はこのままでは社員(職人さん)が高齢化し、会社が立ち行かなくなってしまう、という強い危機感から「先輩の仕事のやり方を盗む」ではなく「最初から若手を育てる」という発想の大転換をし、社員と共に今日まで奮闘してきたのです。

社長が、本格的に若手を育成しようと決心し建てた、石狩市の研修センターを訪ねました。出来立てのほやほや、中はまだ未完成。

一階入口の中、正面には塗り壁に左官技能研修センターの切り文字。

帰りに撮った記念写真、ユニホーム姿が中屋敷社長です。ドア奥正面壁に切り文字が付いているのですが、暗くて見えません。考えすぎでした。

三階は壁塗りの技能研修室。新人の皆さんはモニターで自分や先輩のビデオを見ながら、同時に右側にあるベニヤ模擬壁下地に塗装作業訓練し、精度・スピードなど技能を磨きます。社長がここで、自作動画を活用し講義をしてくれました。

東京の原田左官工業所の社長が司会進行。笑いの中にも質問あり、参加の皆さん結構真剣で聞いていましたよ。講師がうまいんだね。さすが「あんたが社長!」

会社消滅の危機を感じ悩んだ社長、一大決心をします。入社したらすぐに一か月の研修期間を導入、金も時間もかかり大変だったと思います。しかし正しかった、何も知らない新人をすぐに現場に出すより、少し左官現場作業を理解して出す方が仕事がはかどった。そして儲かってきた。これが本格的な研修所を建てる事につながります。

若手の気持ちは当たり前、その通りです。変わらなきゃならないのは古い職人です。変わったのは古参社員です。優れた技能を持つ年長社員が変わりました。そうです、社長も年長社員も若手に育てられたのです。

時代は変わる、モニターを見ながら実践訓練。若手が成長する、教える古手もさらに成長する、ひっぱる社長も社員にひっぱられて成長する。そして会社も成長して大きくなった。

主役は若者、若者は未来に生きる、未来を・会社を作る。

和気あいあいの社員交流会、こちらまで皆さんの気持ちが伝わってくるようですね。

「昔は入ってもすぐやめていく会社、今はだれもやめない会社」

中屋敷左官工業は、今では、社長を先頭にして、ベテランから若手まで協力=一体になって奮闘努力中の会社でした。

中屋敷剛社長には忙しい中、貴重な時間を作って対応していただき、心から感謝申し上げます。古参社員から若手社員の皆さん、思う存分楽しくお働きください。ありがとうございました。

研修セミナー旅行にご参加の皆さん、遠路ご苦労様でした。

このホームページをご覧の皆さん、ありがとうございます、感謝。

[ 文責 田渕 悟 ]